【潜在意識】アファーメーションが叶わない!本当に願いを叶えるための3ステップ

アファーメーションとは「叶えたい理想を宣言することで、潜在意識を通じ、願望を達成する手法」です。

 

アファーメーションは自己啓発からビジネスシーンにいたるまで世界中のあらゆる場面で活用されており、書籍も数多く出版されています。すでにアファーメーションを実践している人や、一度は試してみたという方も多いことでしょう。

 

一方、アファーメーションを試してみたものの、何ら効果がなかったと言う人も少なからず存在しています。アファーメーションは正しく行えば効果があります。願いが叶わない人の原因のほとんどは、アファーメーションの作り方、もしくはやり方が間違っていることからきています。

 

この記事では、願いを叶わない人のための正しいアファーメーションの方法について説明します。

 

 



 

■アファーメーションで願いが叶わない理由とは?

 

アファーメーション

 

アファーメーションは宣言を通じて自分の理想を潜在意識に落とし込み、無意識の力によって願望を達成する手法です。

 

例文を挙げると、

 

『わたしはとても魅力的で、たくさんの男性たちから愛されています。
わたしはいつも自信に満ち溢れ、輝かしいオーラを放っています。
わたしは自分の魅力と才能を通じて多くの人たちを幸せにします。
だからわたしはとても幸せです』

 

というようなものです。

 

潜在意識の活用と言う点ではアファーメーションは引き寄せの法則と少なからず関係があります。一方、アファーメーションは言語による宣言が主であり、そして潜在意識は言葉について特殊なルールを持っています。

 

アファーメーションで願いが叶わない人の中には、まずこの基本のルールが守れていない人が散見されます。

 

・アファーメーションを作る際の3つのルール

 

1.肯定文である
2.現在進行系(もしくは過去形)
3.誰もが幸せになれる内容

 

を厳守しなければなりません。

 

簡単に理由を述べると、 ①「否定形を使わない」は、潜在意識は否定形が理解できないためです。よく「ピンクの象を思い浮かべないでください」と言われますが、そう言われると人はピンクの象を想像してしまいます。潜在意識は肯定的に書かないと効果を発揮しないのです。

 

②「現在進行系か過去形で書く」は、自分の現状に対して潜在意識を納得させる必要があるためです。

 

たとえば玄関を一歩出るにしても「私は今からコンビニにお菓子を買いにいくところです」と思うのと「私はこれからエベレストに登る最初の一歩を踏み出します」と思うのとでは、同じ一歩でもその精神的な重みは雲泥の差があります。

 

潜在意識は現在進行系の言葉に納得するのです。またそれ以外であれば、願望を達成した感動とイメージに加え、過去形のアファーメーションで「叶った!」と唱えるようにすることで、イメージ・言葉・感動を一致させる方法もあります。

 

③「周囲も幸せにする」は、潜在意識は自他の区別がつかないからです。他人を蹴落として恋人を奪おうなどと思えば、一時的に成功しても最後には自分にその結果が返ってきます。

 

 

アファーメーションの基本的な作成方法については以下を参考にしてください。

 

 

さて、ここからは正しい例文を作成したにも関わらず、アファーメーションで願いが叶わないという人のためのステップです。

 



 

■アファーメーションで願いを叶える3つのステップ

 

3つのステップ

 

アファーメーションはシンプルで作成しやすく、場所や状況を問わずに行える願望達成法です。一方で手軽に扱える分「前向きな言葉を毎日唱えればいい」という程度にアファーメーションを捉えている人も多いようです。

 

ただ、引き寄せの法則も含め、ほとんどの人は叶えにくい願望を叶えたいからアファーメーションを使うわけです。

 

物心ついた幼児がアファーメーションや引き寄せの法則を使えば、潜在意識はそれをすなおに受け取り、願いは叶いやすいでしょう。しかしある程度の年齢になって、叶えにくい願いをアファーメーションに託すとなると、潜在意識はそれに対して抵抗します。

 

この抵抗を破って願いを叶えるにはアファーメーションを含めた3つのステップが必要です。

 

①アファーメーション
②イメージング
③アンカリング

 

アファーメーションを試しているのに願いが叶いにくい人は、願いにリアリティを感じていないためです。潜在意識には時間の概念がありません。今も未来も一緒くたなのです。

 

だからリアリティをもって理想の未来を宣言できるのであれば、潜在意識はそれを「今」の自分だと錯覚し、理想の自分であるための環境を大急ぎで作り始めます。

 

そして、そのための方法として①のアファーメーションとともに、②の「イメージング」と③の「アンカリング」を組み合わせるのです。

 

次の項目では「イメージング」と「アンカリング」のそれぞれの内容、そしてアファーメーションとの組み合わせ方について説明します。

 



 

■【潜在意識】イメージングで願いを叶える

 

イメージング

 

イメージング(ビジュアライゼーション)とは、願いが叶った状況をビジョンで思い描くことです。イメージングは多くのプロアスリートやエリートビジネスマンが活用していますが、イメージングを効果的に働かせるには、願いが叶った感動が伴う、リアリティあるシーンを思い描くことが大切です。

 

感動の波動を出せば、潜在意識は自然とその願いを叶えだします。では、感動を自然に想起するにはどうしたら良いでしょうか。

 

・感動を伴うイメージを得るための方法

 

この方法は引き寄せの法則でよく用いられる「ビジョンボード」を応用したものです。

 

潜在意識は現実とイメージに区別をつけません。睡眠中に見る夢が不条理な世界なのに、現実感を伴っていることからもそれはわかるはずです。イメージングを行う際にはこの感覚を利用します。

 

①願望達成をしたときの状況を軽く思い描く
②そのときの感情や感動に似ているであろう、過去の体験を思い出す
③当時の感動を伴ったまま、願望達成のイメージを思い描く

 

感動と願いが叶ったシーンをパッチワークのように結びつけることで、達成時の感動を脳内で擬似的に再現します。

 

恋愛でたとえてみましょう。

 

①好きな特定の人や理想の相手と恋愛をしているイメージを漠然と思い描きます。
②過去に恋愛がうまくいったとき、告白に成功したときの喜びを思い出してみましょう。それらの経験がなければ、片思いでも恋をしていたときの感情を思い出してみます。
③恋愛の感動を維持したまま、最初にイメージした恋人と恋愛をしているシーンを想像します。

 

最初は大変かもしれませんが、潜在意識の法則を活用するには練習が必要です。繰り返すほどに慣れてゆき、やがてあるとき、リアリティを伴ったビジョンを作ることができるはずです。成功したそのときは波動が明確に変わります。

 

引き寄せの法則では、イメージングに成功すると明確な確信感とともに、背筋がゾクゾクするような独特の感覚が生じます。願いが潜在意識に落とし込まれると、はっきりと世界が切り替わった感覚がします。

 

演劇をしている人であればこの感覚がわかるはずです。一方、イメージングを伴わず、アファーメーションだけを繰り返してゆくと、この感覚は生じにくいです。なぜならアファーメーションは、言語による宣言を何度も繰り返すことを通じて、潜在意識に少しずつ刷り込んでゆく行為であるためです。

 

イメージングは慣れが肝心です。ただ、理想の恋愛を想像するのですから、うまくいこうがいくまいが、楽しい行為であることは間違いありません。毎日寝起きの5分でも、通勤通学の合間でも、イメージングを繰り返すことで、やがて潜在意識は理想を受け取り始めます。

 

注意点としては、最高の感動を覚える少し手前、もしくは恋愛を始めた後くらいの楽しいイメージを作ることです。なぜなら、恋愛のクライマックスばかりを想像すると、次に説明するアンカリングがしにくくなってしまうためです。

 

■【心理学】願いを自動的に叶えるアンカリング

 

key

 

アンカリングとは「条件付け」のことです。心理学では「パブロフの犬」という有名な実験があります。犬に餌をあげる前にベルを鳴らすと、やがて餌がなくても、ベルを鳴らすだけで犬はよだれが出るのです。

 

私たち人間の生活でもアンカリングはいたるところに存在しています。

 

たとえばパトカーや消防車のサイレンを聞くと誰でも緊張します。天気予報で、お日さまマークを見ると気分が晴れることでしょう。お昼のチャイムが鳴るとちょっとだけ気分が良くなります。

 

この心理技術を応用するとアファーメーションは大きな効果を発揮します。

 

先にイメージングについて説明しました。イメージングでは願いが叶ったシーンと感動の2つを一致させます。

 

アンカリングではアファーメーションで宣言をする際、②の「イメージと感動」が合致した状態を自動的に呼び起こします

 

具体的には、

 

①願望達成のイメージと過去の感動を結びつける
②そのとき、普段とは少しだけ異なる動作をする

 

②の「普段とは異なる動作」とは、日常生活ではあまり行わず、しかも簡単にできる動作です。身体の決まった部分を軽くタップするでも、あごをなでるでも、瞑想のように片手の親指と中指をくっつけてみるでも、どのようなものでもかまいません。

 

大事なことは同じ動作をくせになるまで繰り返し行うことです。

 

過去に好きだった音楽を聞くとそのときの気分が蘇ってきます。アンカリングはこれと同じ作業を人為的に作り出すものです。ある特定の動作を行えば、その感情が蘇る。それができるようになればアンカリングは成功したと言えます。

 



 

■願いが叶うアファーメーションを実践する

 

 

アファーメーションは「イメージ・感動・言葉」の3つが一致することで大きな効果を発揮します。なお大切なことはこれを継続して行うことです。

 

気が向いたら一日に何度唱えても問題はありません。ただし、イヤイヤやるのではなく、時間があったらなんとなくやっていたと思える程度に、気楽な気分で繰り返し行うことです。

 

この繰り返しに必要なものがアンカリングです。アファーメーションで宣言をする際、あらかじめ決めた動作を伴えば、何もせずとも自然と願いが叶ったビジョンと感動が心を満たし、それに合わせて理想の言葉が口からこぼれるようにします。

 

最後に注意点について説明します。

 

■【注意】アファーメーションで願いが叶いにくい状況とは

 

 

なお、アファーメーションで願いを叶えるにあたって注意点があります。まず失恋直後や特定の人ととの復縁を熱烈に願っている場合、アファーメーションは効果を発揮しにくくなります。

 

失恋とは自分の価値を全否定されるようなものです。失恋によって自己肯定感が極端に落ちているにも関わらず、潜在意識を通じて運命の出会いや復縁を叶えようとしても、逆に不足感や不安感の方が強くなってしまいます。

 

これは多額の借金を抱えながら、大富豪になりたいと願う行為に似ています。まずは借金を終わらせ、それからお金持ちになるように段階を踏んだ方が潜在意識はすんなりとそれを受け入れ、願望も叶いやすくなります。

 

 

 

 

毎日繰り返して行う分、引き寄せの法則と比べてアファーメーションは願いを柔軟に変化させられます。状況が変わったのであれば、それに合わせてアファーメーションも変化させてゆけば良いのです。

 

たとえば失恋したばかりの方であれば、まずは傷ついたマイナスの心を平常時まで戻すようなアファーメーションを作ってみましょう。そして心が回復してから、次に願いを叶えるための新しいアファーメーションを作れば良いのです。

 

なお、失恋の傷みがなかなか和らがなかったり、失恋うつや孤独感に苛まれて仕事や学業が手につかなかったりするのであれば、苦しみを癒やす方法として、顔を出さずにオンラインでカウンセリングが受けられる病院と違い、事前の予約・通院不要【Unlace】の利用をおすすめします。 の利用をおすすめします。

 

良い方と巡り合い、みんなが幸せな恋を楽しめますように。

 

■今回のポイント

 

・アファーメーションで願いが叶わない場合、
①作り方を間違えている
②感動を伴っていない
の2つの可能性がある。
・アファーメーションはイメージングとアンカリングを併用することで願いが叶いやすくなる
・イメージングでは、過去の感動と願いが叶ったビジョンを合成する
・アンカリングでイメージングの条件付けを行う
・アファーメーションで宣言をする際、アンカリングを行うことで、強い感動を伴って言葉を綴ることができるようになる
・失恋や復縁を願ときにはアファーメーションの効果が薄くなる
・心が傷ついているときには自己肯定感を高めるアファーメーションをまず行い、心が平常時に戻ったら改めて理想を叶えるアファーメーションを行う

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