大失恋!一瞬で心を軽くするには

落ち込む人

失恋は誰でも辛いもの。人間にとって一番辛いことは近親者が亡くなることだと言います。失恋の辛さもそれに似ています。相手は生きてはいても、自分の中で亡くなってしまうようなものですから。

 

失恋後の寂しさは言葉に尽くせません。朝目が覚めたときや、昼間のふとした瞬間、夜に一人でいるときなど、つい相手のことを思い出して切なくなってしまいますよね。

 

そこで今回は失恋中の方のため、失恋の痛みを一瞬で軽くすると同時に引き寄せの法則を発動しやすくなる方法についてお伝えします。

 

 

今失恋中の方は、自分の心なのにどうにも切なくて苦しくて思い通りにならないという思いを抱えているはずです。そしてその気持ちをなくすには「認知のゆがみ」を直す作業が必要です。

 

認知のゆがみとはなにか。たとえば好きな芸能人やミュージシャンは人それぞれです。仲の良い友人と好きな芸能人について話をしてもお互いに好みが違うことは普通にありますよね。その理由はそれぞれが「これは好き、これは嫌い」という自分の色眼鏡をかけているからです。

 

 
この色眼鏡を「認知のゆがみ」と言います。

 

たとえば、雨が降ったら嬉しくない人は多いはずです。でもお休みの日であれば、窓をぽつぽつ叩く雨音に「雨、すてき」と思うかもしれません。エジプトの砂漠で遭難しているときに雨が降ってきたら「雨、最高」と思うかもしれません。

 

雨は中立です。ただの雨です。でも、どう感じるかはあなたの問題。これが認知のゆがみです。

 

失恋にお話を戻しましょう。たとえば友だちが好きな人に振られてしまったとします。でも、あなたは友人の元恋人のことを「そんなにいいかな」と元々思っていたら、友人が気の毒だなと思う程度で終わりですよね。

 

恋愛とは、自分の主観というゆがんだレンズで相手を見ている状態です。とくにどうと言う相手でなくても、レンズがゆがんでいるため最高の相手に見えてしまいます。そして失恋とはレンズのゆがみが極大化した状態です。

 

 
 

 

・失恋の苦しみを軽減するには『紙に書く』

 

失恋の痛みを軽くするには、このレンズを元に戻す作業が必要です。2008年、ミズーリ大学の研究で発表された論文によると、失恋後『相手の嫌だったところ、悪かったところ、目についたところ』を紙に書き出してゆく作業をしたところ、苦しみが大幅に減ったことが立証されました。

 

今、失恋中の方は、相手のいやな面について思い出してみてください。たとえば「いつも遅刻してくる」「こちらに配慮してくれない」「嘘をつく」「他人の悪口を言う」「食べ方が汚い」など、きっと色々あると思います。

 
そうして過去を思い出しながら、思いついたことを次々と紙に書き出していってみましょう。相手のことを思い出して胸が痛むたびにその紙を見返してください。また、その紙はなるべく持ち歩くことがおすすめです。思いついたら書き足していくことができます。

 

これを何日間か繰り返してみましょう。具体的にはとりあえず21日(3週間)を目安にします。21日間はそれほど難しくない事柄を習慣化するのに必要な日数だからです。

 

『心理学的に効果のある、失恋時の対処法』

①相手のことをあれこれ考えてしまうときは、まず自分軸に戻る
②相手の「いやだった面」を紙に書き出す
③相手のことを思い出したりするときは紙を読み返す。普段から持ち歩いてときどき書き足す。
④まずは21日間を目安にする。

 

相手を思い出したら紙を見る。嫌だった事柄を思い出したら書き足してゆく。昔から「あばたもエクボ」と言いますが、恋をすると人は相手の嫌な面などまったく目を向けず、自分の中の理想像を相手に投影します。

 

でも、相手も人間です。良い面もあれば悪い面もある。むしろ悪い面の方が多いかもしれません。相手の悪い面を紙に書き出すというエクササイズは、この悪い面を浮き上がらせてゆがんだ認知のレンズを元に戻すことができるのです。つまり、相手に対して「恋する前」という中立の状態に戻ることができるのです。

 



 

 

■引き寄せの法則は失恋の痛みが消えた後に

 

 

 

 

 

失恋をして、もう可能性がない。その中で藁をもすがる思いで、なんとか復縁を果たしたい。だからこそ引き寄せの法則に願いを託したい。そのような方もきっと多いだと思います。

 

引き寄せの法則を上手に扱えるのであれば、実際に叶う方はきっといることでしょう。ただし、引き寄せの法則を理解している方はおわかりだと思いますが、失恋後のネガティブな精神状態だと願いは叶いにくくなります。

 

失恋は苦しく、悲しく、辛いものです。脳科学によると、脳は肉体的な痛みと感情的な痛みが区別できません。だから失恋によって心を傷つけられたというのは、身体を傷つけられるのと同じ痛みを感じます。

 

この心の痛みを抱えながら「復縁したい!」と願ったところで、その願望は羽根が生えて宇宙に届くどころか、相手への執着心という苦しみの重りとともに自分の心の中にますますめり込んでいってしまいます。

 

こう言う場合、引き寄せの法則を扱う前にまずは心を軽くする作業が不可欠です。まずは自分をいたわり、心の傷を癒やしましょう。

 

 

そうして心の傷が癒えて、相手に対してニュートラルな気持ちに戻ったとき、はじめて引き寄せの法則を行うことです。

 

当ブログでは繰り返し述べていますが、こうして行う引き寄せの法則は「相手との復縁が叶ってもいいし、叶わなくてもいい」と思えるくらいの状態であることが最高です。なぜなら、もし復縁が叶ったのであればそれはそれですてきなことですし、叶わなかったのであれば、それはもっとすてきな出会いがあることを示唆しているからです。

 

なお、失恋の傷みがなかなか和らがなかったり、失恋うつや孤独感に苛まれて仕事や学業が手につかなかったりするのであれば、苦しみを癒やす方法として、顔を出さずにオンラインでカウンセリングが受けられる病院と違い、事前の予約・通院不要【Unlace】の利用をおすすめします。

 

良い方と巡り合い、みんなが幸せな恋を楽しめますように。

 

 

■今回のポイント

・失恋とは「相手はあなたの望む人ではなかった」ということ
・恋をすると人は歪んだレンズで相手を見ている
・レンズを直すには「相手の嫌だった面を紙に書く」
・引き寄せの法則は心がニュートラルに戻ってから

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