【引き寄せの法則】シンクロニシティで願いを叶える2つの方法

高い波動

「会いたいと思っていた人とちょうど良いタイミングで出会った」「街角を歩いていたら、知りたいと思っていた情報が突然目に飛び込んできた」「遊びに出かけようとしたら友人から思っていた場所に遊びに行こうと連絡が来た」。

 

まるで奇跡のような偶然の一致。心理学やスピリチュアルの世界ではこれを「シンクロニシティ」と呼んでいます。シンクロニシティは誰にでも起こるものであり、注意を払えば頻繁に起こっていることに気づきます。

 

シンクロニシティは引き寄せの法則にも大いに関係があります。そこでこの記事ではシンクロニシティの意味や事例と、引き寄せの法則で願いを叶えるための活用法について説明します。

 



 

■シンクロニシティとは

 

ダイスと共時性

 

シンクロニシティは「意味のある偶然」という意味です。「共時性」とも呼ばれ、心理学の大家であるカール・グスタフ・ユングによって提唱されました。

 

シンクロニシティは「ふと思い立って遠くのレストランに行ったら、会いたいと思っていた学生時代の親友とばったり出くわした」、「図書館で古い専門書を借りようとしたら、たまたまその本を読んでいる異性がいて、それがきっかけで親しくなった」といったような、論理的に説明しにくい現象を指します。

 

シンクロニシティは「たまたま」というには生じる確率が高く、また自分の思っていることが現実化したような内容であるため、シンクロニシティが起こると、そこに何らかの理由や目的を想起させずにはいられません。

 

シンクロニシティは感情や思考の現実化でもあります。このため引き寄せの法則を扱う上でもぜひとも知っておきたいものの一つでもあると言えます。

 

■シンクロニシティの原理

 

シンクロニシティの原理を知る

 

では、シンクロニシティはどのような原理で起こるのでしょうか。これにはいくつかの種類が挙げられます。

 

①集合的無意識

 

ユングは人間の心を、

 

・意識

・個人的無意識

・集合的無意識

 

の3つの段階に分けました。

 

意識とは「自分を自分と確認できること」であり、個人的無意識とは「自分では気づかないところで意識を動かしている膨大なプロセスのこと」です。

 

ユングのいう「集合的無意識」は「個人的無意識」のさらに下に位置し、人類のすべてが共有する心で、意識でそれを感じ取ることはできないとされています。そして、シンクロニシティはこの「集合的無意識」から生じた「共通した思いや考え」が原因で起こります。

 

余談ですが、仏教にも「阿頼耶識(あらやしき)」と呼ばれるすべてを生み出す意識の最下層があるとされています。

 

「阿頼耶識」には前世はもちろん、無限の過去世から現世にいたるまでのすべての思考や行動が記録されており、そこに環境による条件(縁起)が触れることで現在に影響を与えているとされています。

 

 

②潜在意識からのメッセージ

 

猿は縄を投げると飛び上がって逃げると言います。蛇と勘違いするからです。これは蛇を見たことがない動物園の猿でも同じだと言います。

 

これは潜在意識の底、生命として遺伝子に刻まれた記憶です。猿のご先祖さまが蛇に噛まれたため、猿の遺伝子は蛇を見つけるとすぐに逃げるように強い警告を発しているのです。

 

同じように私たちも高いところに行くと足がすくんだり、暗い場所に行くと不安になります。その理由は遥か昔、私たちのご先祖さまが高いところから落ちたり、暗い場所で生命の危機にさらされたりしたためです。

 

これはシンクロニシティの中でも有名なものであり、しばしばニュースにも採り上げられます。

 

「電車に乗ろうとしたらいやな予感がしたため、乗るのを止めたところ、その電車が事故を起こした」、「非の打ち所がない人と会ったけれど、どこか違和感を感じたために会うのを見合わせたら、その人は後日、詐欺師として逮捕された」と言った、いわゆる虫の知らせです。

 

このように潜在意識より生じる直観の力はしばしばシンクロニシティとして発動し、危機を回避したり、幸せになる道筋を与えてくれるものなのです。

 

 

 

③意識が潜在意識に指示をしたため

 

これは「引き寄せの法則」の原理に近いものです。私たちは心の焦点を合わせたものを選び取る力を持っています。ブランドの服が気になっていたら、そのブランドを着ている人だけが目に入ってきますし、不安な気分であれば「STOP!」の標識や赤信号ばかりを感じ取るかもしれません。

 

潜在意識は自分の感情や願っているものを無意識に選択します。これを心理学では「カラーバス効果」と呼びます。では、実際に引き寄せの法則でシンクロニシティを活用するにはどのようにしたら良いでしょうか。

 



 

■シンクロニシティを引き寄せの法則で活用する

 

シンクロニシティを引き寄せの法則で活用する

 

①今の自分を確認する

 

引き寄せの法則を扱う際、シンクロニシティは大いに利用できます。引き寄せの法則は波動の法則でもあります。今の自分の精神状態や人間性に見合ったできごとが生じてきているのです。

 

思いやり深い心で周囲の人々の幸せを願っていれば、それに相応したできごとが生じてきます。逆に他人に悪意を持ったり、心の中がネガティブな感情でいっぱいになっていたりすれば、やはりいやなできごとや不満に思う現象が生じてくるものです。

 

自分の人間性や精神的なレベルを知りたいのであれば、今自分の身の回りに起きているできごとに注意を払ってみることです。良いことが起きているのであれば、その状態を維持するように努め、モヤモヤするような現象が起きているのであれば、周囲ではなく、自分の心を改善するように努めることで状況を良くすることができます。

 

 

②願ったものを引き寄せる

 

潜在意識は自分が思っていることや願っているものを環境の中から選び取る力を持っています。ですので引き寄せの法則を使うのであれば、まずは願いを明確にすることです。

 

「すてきな出会いが欲しい」でも「お金持ちになりたい」でも、まずは自分の願いを明確にイメージし、そしてそれが叶ったかのような気持ちにひたりましょう。

 

なぜなら願いが叶った感情を持っている限り、潜在意識は願いに伴った情報を現実世界から選び続け、願いを叶えるための道のりを自然と整えてくれるからです。

 

願いを明確にすると、その願望達成に沿った現象としてシンクロニシティは頻繁に起きてきます。引き寄せの法則の過程で嬉しいシンクロニシティが起きているということは、願いを叶えるために潜在意識が正しく働いている証拠でもあるのです。

 

なお、波動を上げて良いシンクロニシティを起こすコツとして「感謝の気持ちを持つ」ことと「願いを周囲に与える」ことが挙げられます。

 

最後に、自分軸を持ったさらに魅力的な人となるために、自分で心理学を学び、日常で活用するのもおすすめです。引き寄せの法則と合わせて活用することで、自分だけの効果的な活用法を見出すこともできることでしょう。

 



 

良い方と巡り合い、みんなが幸せな恋を楽しめますように。

 

■今回のポイント

・シンクロニシティとは「意味のある偶然の一致」のこと
・シンクロニシティは思考の現実化でもある
・シンクロニシティが生じる原因は①集合的無意識、②遺伝子の記憶、③潜在意識の働き、の3つが挙げられる
・シンクロニシティは今の精神レベルの確認や、引き寄せの法則が働いているかなどを確認する手段としても活用できる

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