【引き寄せの法則】願いが叶うまでの期間は?

波動の調え方

引き寄せの法則を使って潜在意識にしっかり願った。次はその願いがいつ叶うのか、みなさん、気になりますよね。

 

引き寄せの法則で願いが叶うまで、一体どれくらいの期間がかかるかは誰もが気になります。しかし、引き寄せの法則の仕組みがきちんと理解できると『期間』というものに意味がないことがわかります。

 

今回は引き寄せの法則と願いが叶うまでの期間と仕組み、そして期間を短縮する方法についてお伝えします。

 

 

■【引き寄せの法則】願いが叶うまで期間は潜在意識による

 

願いが叶うまでの期間

 

引き寄せの法則ではよく「忘れた頃に願いが叶う」と言われます。多くの方に心当たりがあると思いますが、かつてどうしても欲しかったものが、歳月を経てすっかり忘れてしまった頃、ふとそれが手元に転がり込んできたと体験があるはずです。

 

潜在意識をした成功法則を世に広めたアメリカの牧師、ジョセフ・マーフィーは「マーフィーの法則」の中でこれを冗談めかし「探しものは、探すのを止めたら見つかる」と伝えています。

 

マーフィーの言葉は、引き寄せの法則にある「欲しいものをしっかり願い、願いを手放すことで願望が実現する」と言う「願い」と「手放し」に当てはまります。

 

 

さて、探すことを止める、願いを手放すという行為には「諦める」というジレンマが潜んでいます。そしてこのジレンマの過程にこそ、実は引き寄せの法則が願いを叶えるまでの期間が密接に関わっているのです。

 

■【引き寄せの法則】諦めの向こうに願いは叶う

 

諦めと願い

 

これは私自身の体験談です。私には以前、どうしても欲しい本がありました。しかし既に絶版になっている上、インターネットもなかった時代のことです。古本で売っている場所すら探すことはできませんでした。

 

私はしばらく熱烈にその本を求めていましたが、雲をつかむような状態です。やがて興味が他に移って本を探すことを諦め、さらに本を探すことを諦めたことすらも忘れてしまいました。

 

やがて2年ほどの歳月が経ちました。ある日、普段は訪れることもない遠くの街を訪れました。理由は覚えていませんが、さしたる理由もなく、ふと思い立って動き出した記憶があります。

 

そして駅前の小さなリサイクルショップの傍らを通り過ぎたそのとき、かつて探していた本が投げ出されるようにぽつんと置かれていたのです。

 

私は我が目を疑いました。そこは書店はおろか古本屋ですらありません。お客さんは誰もおらず、いつ置いたかもわからないようなホコリを被った家具や雑器とともに、古びたスピーカーやテレビなどのリサイクル商品を置いている店です。

 

このような店でかくして私は絶版書を手に入れたわけですが、以降、この魔法のようなできごとに深く関心を抱いたのを覚えています。

 

引き寄せの法則という言葉を知った現在、願いを叶えるには「執着を手放す(諦める)」という行為がキーポイントであることを知っています。

 

実際、引き寄せの法則を正しく扱えば、小さな願いごとなら数時間もかからずに叶うことも少なくありません。たとえ時間内に叶わなくても、願いに関連するなんらかのサインはその日中には返ってきます。とくに真剣に願うものなら2,3ヶ月程度でなんらかのリアクションが訪れています

 

 

 

引き寄せの法則で願いが叶うまでの期間とは、執着心を手放すまでの期間だと言い換えることができます。一方恋愛関係、とくに失恋直後や復縁の願いは強い執着心から生じているものです。

 

そこで次は願望成就するまでの期間と執着心の関係、そして恋愛や復縁をテーマに期間を短縮するための対処法について説明します。

 

 

■願いが叶うまでの期間は「シナリオ」次第

 

考え込む

 

引き寄せの法則の本を書いている人の多くが「強く願った後、願いをすっかり忘れ去り、後は願った叶った気分で日々を過ごす」と述べています。

 

その理由についてスピリチュアルでは『波動(気分・感情)』が現象になるからと述べていますが、実は心理学の見地から、波動についてはさらに一歩踏み込むことができます。

 

波動とは思考と感情、つまり意識と無意識を含めた自分の人格全体を表現したものですが、波動を生み出しているものをアメリカの著述家・講演家であるバイロン・ケイティは「シナリオ」と名づけました。

 

人間は誰でも固有の「シナリオ」を持っています。たとえばロックを聞くと心がウキウキする人もいれば、耳にするだけで気分が悪くなる人もいます。数学の問題を見るやいなや答えを考え出す人もいれば、反射的に目をそむける人もいます。雨音を聞けば落ち着く人もいれば、ゆううつになる人もいます。

 

自分は何が得意なのか、苦手なのか。何が好きなのか、きらいなのか。小さな頃から形成されて今の自分を形作っている自分特有の思考の流れ。これを「シナリオ」と呼びます。

 

そして願いが強ければ強いほど、あなたの中にあるシナリオがあなたの願いを阻んでいるのです。

 

たとえば地方在住で年齢が30歳の女性がいたとしましょう。この人が「どうしても彼氏が欲しい」と願い、引き寄せの法則を実践してみたとします。

 

しかしこの方の頭の中にあるシナリオは「私は昔からモテなかった。今までちゃんと誰かとお付き合いしたことがない。年齢も30代になってしまった。過疎化した地方で若い男性もほとんど見ない」

 

“あぁ、私はダメ。私はモテない。出会いなんて叶いっこない”

 

彼女の頭の中をいつもぐるぐると巡っているこのシナリオは、彼女の願いを阻む強固な壁となっています。これを心理学では「マインドブロック」「メンタルブロック」と言います。

 

これが引き寄せの法則で願いを阻む最大の原因です。この「マインドブロック」「メンタルブロック」が解けたとき、引き寄せの法則はあなたの願いを叶えます。

 

つまり、引き寄せの法則において物理的な期間というものはあまり関係がないのです。

 

たとえば先の話でいえば、同じ年齢、地方在住でふくよかな体型だけど、兄と弟との間に育ち、明るく愛嬌があってフットワークの軽い女性がいたとします。

 

この人のシナリオは「ここは田舎だから若い男性あんまりいないけど、フェスのときに出かければ若い男性にもいっぱい会える。声をかけて、ふられるなんてへっちゃら。仲良く盛り上がれば付き合える人には全然困らないもの」です。

 

どちらが理想の男性と出会いやすいかは言うまでもありません。とは言え、後者のような人は、それほど引き寄せの法則を使うとは思えません。多くの人はどこか前者の一面に近いからこそ、引き寄せの法則に願いを託しているのではないでしょうか。

 

引き寄せの法則で願いが叶うまでの期間は、シナリオとメンタルブロックが原因であることはお伝えしました。では、自分のシナリオを知ってメンタルブロックを外すにはどうしたら良いでしょうか。

 

 

■【引き寄せの法則】「シナリオ」を知って願いを手放す

自問自答

 

先の女性のシナリオは「私は昔からモテなかった。今までちゃんと誰かとお付き合いしたことがない。年齢も30代になってしまった。過疎化した地方で若い男性もほとんど見ない」でした。

 

いくら出会いを引き寄せようとしても、彼女が築き上げてきたこのシナリオが願いを引き伸ばす大きな壁となっていたのです。願いを阻むこの壁をなくすには、まずは自分のシナリオについて知らなければなりません。

 

シナリオを知るのに役立つものが不安感です。不安な感情が起きたとき、それは潜在意識が過去の経験や本能から「危険」のサインをあなたに出しています。

 

 

願いをイメージした後に不安感が生じた。そのときには不安感に目を向けてみましょう。願いに対して必ず「だって私は……」という理由が湧き上がってくるはずです。

 

先の女性でいえば、


・私は学生時代モテなかった
・今までちゃんと誰かとお付き合いしたことがない
・年齢も30代になってしまった
・過疎化した地方で若い男性もほとんど見ない

 

これが先の女性の「シナリオ」です。次にこのシナリオを紙に書き出してみましょう。箇条書きで結構です。

 

紙に書く作業は大切です。これには2つの理由があります。

 

1つ目は、自分の中にある思考を外部に記憶させることで、潜在意識は「これを覚えておく必要がなくなった」と判断し、不安感が和らぎ、気持ちが楽になるためです。これはテキサス大学の社会心理学者が考案した『エクスプレッシブ・ライティング』という心理療法であり、明確な効果があります。

 

2つ目は思考を紙に書き出すと、いつも無意識下に流れている思考を明確に汲み取ることができるためです。ネガティブなシナリオを頭の中で広げると、そのままネガティブな思考が連続してしまいかねません。しかし紙に書くと落ち着いた状態でそこに理性をはさむことができます。

 

さて、シナリオを紙に書き終えたら、次に自分のシナリオの一つひとつに対して「それは本当に悪いことなの?」と問いかけてみてください。

 

・モテない人は珍しくない。
・お付き合いの経験が少ない人を好む男性は世の中にたくさんいる。
・30代で恋愛している女性はごく普通にいる。
・地方でも結婚している人はたくさんいる。

 

いかがでしょうか。「それは本当に悪いことなの?」と問いかけると、今まで自分が「悪いこと」だと信じ込んでいたものが、実は「当たり前」だったり、ときには「良いこと」だったりすることに気づくはずです。

 

悪いことなど何もありません。願いを阻むシナリオとは一種の呪いのようなものです。この呪いを解くには「納得すること」なのです。

 

 

■【引き寄せの法則】シナリオを解く際の注意点

 

注意点

 

引き寄せの法則で願いを叶える期間を短縮するには、自分のシナリオに気づき、その呪いを自ら解き放つことです。

 

自分が納得する理由を見つけ出しましょう。他人から見ればそれが荒唐無稽であっても良いのです。自分さえ納得できれば、その途端に呪いは解けます。

 

先の女性でいえば「そうか! 私はモテても良いんだ!」と自分を受け入れられるようになるからです。そのためのキーワードは「それって本当に悪いことなの?」です。

 

ただし、注意点が一つあります。これは紙に書く理由でも述べていましたが、人の思考はその人固有で固まった流れを紡いでいます。シナリオに気づいて呪いを解く過程で、シナリオを生み出した過去の原因が蘇ることがあるのです。

 

先の女性でいえば幼い頃、好きだった男の子に悪口を言われてひどく傷ついたなど、すっかり忘れていたできごとかもしれません。

 

もちろんシナリオの根本に至って根源から呪いを解くことも不可能ではありません。しかし何もわざわざ昔の傷口を掘り返す必要はありません。あなたの心を傷つけた原因は「インナーチャイルド」と呼ばれる、悲しい人格の片鱗がいます。そしてそれに触れるととてもいやな思いをむしかえすことになりかねません。

 

 

目を向けるべきは実際に起きた過去のできごとではなく、そのできごとから生じた不安感の「シナリオ」です。そしてその「シナリオ」に対して「実はそれは悪いことではないんだ」と自分を納得させることです。

 

繰り返しになりますが、人は命を維持するために不安感を作り出します。過去のいやなできごとを繰り返させないように本能がシナリオを作り出し、過去のできごとに似た現象が近づくとシナリオに則って不安感を作り出すのです。

 

ただ、今は原始時代ではありません。飢えと獣と他の部族からの襲撃だけに怯えていた時代ではなく、さまざまな複雑な事情が絡み合ってたくさんの不安を作り出しています。

 

だから願いに対して不安感が生じたのであれば、そのシナリオに目を向けてみましょう。命に関わるような大したシナリオでないことを確認したのであれば、呪いを解いてみても問題はありません。

 

 

■「シナリオ」を解けば願いは一気に叶い出す

 

願いが叶う

 

「シナリオ」を解くことは自分だけの固有のトラウマを解消することに役立ちます。とくに人間関係で生じる問題で効果を発揮します。

 

そのため、恋愛や復縁においてもこの方法は有効です。先の女性の例でたとえてみましょう。シナリオを解くことで「そうか! 私はモテても良いんだ!」と気づくことができ、彼女が自分を受け入れたとします。

 

この後、この方はもしかしたら若い異性の多い首都圏に引っ越すかもしれません。親しい友人に男性の紹介をお願いするかもしれません。またこの方の趣味がアクセサリー作りで、インターネットでときどき出品していたとしましょう。そのとき男性の購入者であれば手書きの手紙を添えるようになるかもしれません。

 

いずれにせよ、シナリオを解いて自分を受け入れたのであれば、今度は自分のできる範囲で行動が変わってくるはずです。とは言え、長年に渡って築かれてきたメンタルブロックは強固なものです。ふとした拍子に過去のネガティブなシナリオが戻ってくるかもしれません。また行動した後、別の新たなシナリオが顔を出すかもしれません。

 

そのようなときに取る行動はまた同じです。自分の不安感を紙に書き出して「それは本当に悪いことなの?」と問いかけてみてください。そして自分なりに納得することでメンタルブロックが外れたらまた少し行動してみましょう。

 

潜在意識は現実世界の倍の速度で力を発揮します。今、この女性が地方で手書きの手紙を一筆添えているだけかもしれません。傍目には「それが出会いにつながるのかな?」と思えることでしょう。

 

また彼女にとっても「恋人を作る」という作業が、エベレストの山頂に登るようなものように思えるかもしれません。しかし、新聞紙ですら42回折れば月まで届きます。彼女がアクセサリーを買ってくれた男性にお礼を書くことは本人にも微々たる努力に感じられるかもしれません。しかし潜在意識はその努力の倍、翌日は4倍、その翌日は8倍という驚くべき速度で願いを叶えだしているのです。

 

引き寄せの法則を使い、願いが叶うまでの期間に不安を感じているのであれば、それがどのような願いであれ、あなたが行うべきことは、自分にかけられた呪いを解く作業です。

 

この呪いを完全に解き終えた瞬間、あなたの願いは叶うのです。

 

なお、失恋の傷みがなかなか和らがなかったり、失恋うつや孤独感に苛まれて仕事や学業が手につかなかったりするのであれば、苦しみを癒やす方法として、顔を出さずにオンラインでカウンセリングが受けられる病院と違い、事前の予約・通院不要【Unlace】の利用をおすすめします。 の利用をおすすめします。

 

良い方と巡り合い、みんなが幸せな恋を楽しめますように。

 

■今回のポイント

・引き寄せの法則で願いが叶うまでの期間は執着心の手放しにかかっている
・執着心の原因には幼少期から築いてきた自分特有の「シナリオ」がある
・シナリオに気づく決め手は不安感にある
・不安感が起きたときは「エクスプレッシブ・ライティング」を行う
・シナリオを書き出したら自分なりに納得する
・納得とは呪いを解く作業である
・自分を受け入れることができれば小さな行動に着手する
・潜在意識は自分の意識の倍の速度で願望を達成する

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