インナーチャイルドには関わるな

インナーチャイルド

引き寄せの法則は成功法則の一つですが、同時にいわゆるスピリチュアルとしても扱われることが多いものです。


スピリチュアルはとりとめのない世界です。玉屑混交(ぎょくせつこんこう:いいもの悪いものごちゃまぜの状態のこと)で、たとえばハワイの癒やしの技術であるホ・オポノポノや瞑想から宗教性を除いたマインドフルネス、現在ムーブメントになっているヨガのように科学的にも効果が検証されているものがあります。


一方でまったく無意味なものもたくさんありますし、中には絶対にやめておいたほうがいいものも少なくありません


関わってはいけないものの中の一つに「インナーチャイルド」と呼ばれるものがあります。今回はスピリチュアルで関わらない方が良いものとインナーチャイルドについて説明します。

 


■スピリチュアルで関わってはいけない2つのもの

 

オカルト




スピリチュアルでは関わってはいけないものは少なくありません。その中でもとりわけ近寄ってはいけないものの一つが降霊・心霊系です。


引き寄せの法則を知っている人の多くはご存知でしょうが、スピリチュアルの世界には『波動』という言葉があります。


波動とは、大まかに言えばその人が漂わせる人間性や精神性のことです。類は友を呼ぶと言いますが、人はその人の発する雰囲気や人間性に似たものを引き寄せます。テニスが好きならテニス好き同士で集まりますし、旅行が好きなら旅行好き同士で集まります。


ただし、降霊や心霊の場合、引き寄せられるものは必ずしも人間ばかりとは限りません


怖いものみたさや興味本位で降霊や心霊に関わりたいというような精神レベルの人が降霊を行えば、当然、霊としてもその程度のものしかやってきません。おもしろ半分で人間をからかったり、怖いもの見たさを満足させるようなグロテスクな現象を引き起こすようなレベルのもの、いわゆる邪霊を呼ぶだけです。


たとえばアウトローの世界は怖い反面、興味深いものがあります。しかしそんなものに関われば生きたまま地獄の底まで落とされてしまうでしょう。霊の世界でもそれは同じです。


興味本位で妙なものに関わるような人格であれば、同じ程度のレベルの人間はもちろん、幽霊だの怨霊だの、また言葉にもくくれないような悪いものや現象といったできごとを引き寄せます。


いずれにせよ、ろくなことが起こらないことだけは保証します。


私は昔、趣味で降霊会を主催していたという建築系の社長さんから直接話を聞いたことがあります。


その降霊会ではさまざまな霊が降りてきて、人の口を借りて色々と喋るらしいのですが、降霊をやっているうちに次第に参加者たちが目に見えないルールを作り出したり、カルトじみた排他的な行動に走ったり、あやしげな物品の販売を勝手に始めたりしたので結局解散したと言ってました。


降霊・心霊には関わらないことです。


そしてもう一つ関わってはいけないものがあります。それは『インナーチャイルド』と呼ばれるものです。

インナーチャイルド(内面にいる子ども)と聞くと、なんともかわいらしい響きに聞こえます。しかしインナーチャイルドには絶対に関わってはいけません。インナーチャイルドとは一言でいえば「あなたの恐怖そのもの」のことです。


そしてこの記事を読んでいる方が大人であれば、インナーチャイルドは内面に必ず潜んでいます。



■インナーチャイルドに関わると

インナーチャイルド




インナーチャイルドはもともと心理学派生した用語ですが、正確に心理学で採用されているものではありません。スピリチュアルの世界では『子どもの頃の記憶』であったり、『幼少期の素直で純粋な自分』のように扱われがちです。


しかしスピリチュアルの一端としてインナーチャイルドを興味本位で覗き込むことは到底おすすめできません。なぜなら幼児期から現在まで引きずっている、ネガティブな人格形成の源となった小さな頃の体験、心の奥底に潜む恐怖やトラウマと直面することになりかねないからです。


インナーチャイルドと会うということは、今やすっかり忘れ去っていたはずの、過去に親から虐待されたり、周囲からひどいイジメに遭ったりして苦しんでいた当時の記憶をまざまざと蘇らせるということです。


過去に起きたどうしようもなく悲しくてつらかった当時の体験を、わざわざ自分でまた掘り起こす必要なんてどこにもないはずです。

インナーチャイルドは、たとえば凄惨な戦争から帰還して精神科に診てもらわなければならないほどの心の傷を負った兵隊さんや、ときにお坊さんが修行したりする過程で出会うような恐ろしいものです。


誰もが知るインナーチャイルドを紹介しましょう。


映画『スター・ウォーズ』で、主人公のルーク・スカイウォーカーはジェダイになる修行のため、たった一人で自分の恐怖と向き合う洞窟に入りました。そこに出てきたのは彼にとっての恐怖の象徴たるダース・ベイダーです。


これがインナーチャイルドです。


私たちにとってダース・ベイダーは怖くはありません。でもルーク・スカイウォーカーにとってダース・ベイダーは恐怖の象徴です。インナーチャイルドに遭うということは、世界の誰にもわからない自分だけの恐怖に直面することになるのです。


私も一度、自己の内面に潜む恐怖と否応なしに向き合わざるを得ない状況に直面したことがあります。そのときは次にこんな目に遭ったら死んでしまうと思うほどの精神的な衝撃でした。


インナーチャイルドと向き合うというのはゲームの『ドラゴンクエスト』などで、大ボスの魔王に挑むようなものです。


人として成長するという意味では、インナーチャイルドとの邂逅はとても大切なことかもしれません。


たとえば引き寄せの法則で恋愛や復縁を叶えたいという人にとって、交流関係における幼少期に起きた大きな問題が原因で恋愛がうまくいかない人がいます。このような人にとってはときに向き合わざるを得ない可能性もあります。しかし、そうでない限りはおもしろ半分で関わるものではありません。大やけどを負うことになります。

(なお、どうしてもインナーチャイルドと向き合わざるを得ない人にとっての対処法として「失恋を繰り返さない!インナーチャイルドを癒やす方法」を参照してください)



■本物の魂の世界とは

budda




そもそもスピリチュアルはさまざまな宗教や思想の良いとこ取りをしている面があります。90年代であれば「オカルト」の一言で片づけられたものが、インターネットの普及などで情報が均一化され、共通の世界観のようなものができあがってきているためです。


ただ、それらはあくまでも色々な大宗教の枠組みを寄せ集めて作っているものです。たとえば死後の世界について「あの世に聞く」といった方の書籍をよく読むと、中途半端に初期仏教の世界観を用いていますが、深く厳密にその世界を知らないため、たとえば自我についての説明が明確に間違っていることなどが伺えます。


ましてや「風の時代」は占星術から始まっていても、そこに根拠があるわけではありません。また「ライオンズゲート」とは、どこが出典で、どういう効果があるのでしょう。


「千日回峰」という仏教の修行があります。比叡山で千日間、高い山の上のお寺から90キロもの山道を歩き、お祈りを続けるものです。途中で一度でも失敗したら自害しなければなりません。


また千日回峰の途中では「堂入」と呼ばれる荒行を行います。飲まず食わず眠らずに一週間、お堂の中でお経を唱え続けるものです。その過程で身体が生きたまま身体が死臭を放ち、立つこともままならなくなるほどにやせ衰えます。


この千日回峰行を満行した方を「大阿闍梨(だいあじゃり)」と呼びますが、大阿闍梨である光永覚道さんは、著書の中でこのような趣旨のことを述べていました。


「世間でいうところの幽霊というものは存在する。でも、人間は自分の人生ですら思うようにいかないもの。そんなところに鼻を突っ込んでどうするの」


シンプルですが、至言です。本当の魂の世界とはこういうものです。


人生をなげうち、ここまで命がけで本物の魂の世界を突き詰めた人が、ぽつりと関わるなと述べているのです。目に見えない世界について、この言葉を参考にしないで何を指針にすべきでしょうか。


引き寄せの法則を扱う上で、当ブログではなるべく科学や心理学をベースに説明しています。目に見えないものや検証できないものは人生を誤った方向へと導きやすいからです。


ときどきスピリチュアル用語も使いますが、これは過去、出家修行をしてきた経歴のある私が、スピリチュアル好きの方の中でも本当に危ないところにみなさんを近寄らないようにできたらと思っている面があります。


インターネットでは前世や来世はおろか、出典も効果もわからないものが大安売りされています。大体は既存宗教の言い換えですが、中には真に受けると人生がおかしな方面にねじれてしまうようなことを言っているものも少なくありません。


当サイトでは、占いやパワースポットなどに貴重な時間やお金を費やすくらいなら、たとえ今、失恋や復縁で苦しんでいたとしても、科学的にも検証されている引き寄せの法則によって苦しみすらも糧にして、よりすばらしい人間となり、その結果、最高の恋をみなさまに叶えて欲しいと切に願っています。


良い方と巡り合い、みんなが幸せな恋を楽しめますように。



■今回のポイント

・スピリチュアルでも「降霊」「心霊」系に関わってはいけない
・インナーチャイルドとは自分の過去のトラウマ、暗黒のこと
・インナーチャイルドに安易に関わるとおおやけどを負う
・本当に引き寄せの法則を真剣に行うのであれば、科学的な検証や裏付け、出典のないものには近寄らない方が良い

 

 
 

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