
■引き寄せの法則が働くとき、働かないとき
引き寄せの法則とは「強く願えば叶う」ものという印象をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
これはある意味本当であり、またある意味間違いでもあります。
多くの方は引き寄せの法則の基本をしっかり理解していません。だから「あんなに強く願ったのに全然叶わない!」という結果を招きがちなのです。今回は引き寄せの法則の働かせ方についてお話します。
そもそも引き寄せの法則とは「強く願ってから、それを潜在意識(宇宙・神仏)に委(ゆだ)ねる」儀式です。
「委ねる」とは、任せてしまって忘れてしまうということです。
みなさんは通勤や通学で電車に乗ると思います。しかし、いつもの電車に乗った後、いちいち「目的の駅につくのかな?」と不安にはならないはずです。目的地につくまで、スマホを見たり、音楽を聞いたりしているはずです。
これが「委ねる」ということです。
一方、復縁や告白してお断りされたという状況はものすごく強い思いを抱きます。なかなか忘れることができません。
これは確かに強く願ってはいるものの、願いを潜在意識に委ねずに、あの人への思いをずっと自分の胸の内に抱えているということです。
これでは潜在意識は動き出しません。
■引き寄せの法則で執着を払い、復縁を叶えるには
願望を宇宙(潜在意識)に委ねるとは、自分の執着心を払うということです。そのためにはいくつかの方法があります。
恋愛を限定に、今日はイメージを下げるというやり方をお伝えします。
まず、誰でもいいので好きな芸能人などを思い浮かべてみてください。その人とお付き合いしているしているシーンを妄想してみましょう。
頭の中で思う存分いちゃいちゃしてください。その後は別の芸能人を思い浮かべてみます。また存分にいちゃいちゃします。
別にこれは世の中には存在しないかもしれないあなたの理想の相手でもいいですし、相手が何人いても構いません。
エクササイズでは、ただ、これを繰り返してゆくだけです。これは楽しい作業ですし、やってみるとわかりますが、繰り返すほどに、あなたの意中のお相手の価値があなたの中で少しずつ薄れてゆくのがわかるはずです。
『大失恋・一瞬で心を下げるには』で理由を書いていますが、あなたが恋心を抱いている相手というのは、あなたがレンズをかけて相手を眺めているだけであって本当のその人自身ではありません。
理想の相手は世の中に無数に存在します。意中の人以外に理想の相手をほかに作ったり、複数人置いたりして価値を下げ、執着心を薄めてゆきましょう。
これを繰り返していくと、あるとき「あれ、あの人でなくても良くない?」とふと思うはず。このとき、はじめて引き寄せの法則が発動し出します。
■引き寄せの法則の効果を確認するには
復縁や失恋の場合、先に述べたエクササイズをやった後、引き寄せが働いているかどうか調べる方法はとってもかんたんです。
自分の心に聞いてみて『あの人じゃなきゃ絶対いや』と思っている場合は引き寄せの法則が働いていません。
「あの人じゃないとだめ」と結局、もんもんとした思いだけが募り、いつまで経っても願いはかなわないというジレンマに陥ってしまいます。
このように強い執着心を抱いている場合には、引き寄せの法則の前に「委ねる」作業に専念する必要があります。
引き寄せの法則を行う人の多くはこれを「手放し」と言っていますが手放しについては下記を参考に、集中的に手放しに専念してみてください。
「手放し」は願い事を叶える必要なプロセスの一つですが、これを行うともう一つ良いことがあります。失恋や復縁で抱えている重苦しい心がスーッと楽になります。ぜひ試してみることをおすすめします。
■引き寄せの法則は自分を変えるもの

手放しは相手への執着心をなくすことです。つまり「絶対付き合わないとヤダ!」から「どっちでもいいかな」に自分の心を変える作業でもあります。
そもそも引き寄せの法則は、自分が変わるものであり、他人を変えるものではありません。
つまり、引き寄せの法則に成功するとは、あなたが変わることで復縁が叶うか、あの人以上のすてきなお相手が現れるかの二択になるということです。でも、そのときあなたはどっちでもいいと思うことでしょう。
なぜなら、どちらにしてもあなたの最高の恋を達成することができるからです。
良い方と巡り合い、みんなが幸せな恋を楽しめますように。
■今回のポイント
・「あの人じゃないとだめ」と執着心があるうちは引き寄せの法則は働かない
・好きな芸能人などを思い浮かべて、脳内でいちゃいちゃする
・意中の相手でなくても良いと思えたとき、引き寄せの法則は発動する
・引き寄せの法則は自分を変える法則であることを知る