『NLP心理学』をご存知でしょうか。NLP心理学を一言でいうと「認知の方法」を変えることで人生を変える実践的な心理テクニックのことです。
「認知の方法」を簡単に言うと「ものの見方を変える」ことです。そして、ものの見方を変えるNLP心理学について学ぶと、引き寄せの法則を科学的な見地から体系化したものであることがわかります。
今回は科学的な根拠と裏付けで願いを叶えたい方、理想の自分の姿を日々思い描いている方のために、NLP心理学の仕組みとやり方についてお話します。
目次
■理想を引き寄せ願いを叶える。NLP心理学とは？
NLPは「神経言語プログラミング（Neuro- Linguistic-Programming）」の頭文字から取った実践心理学です。
NLP心理学は1980年代にアメリカの言語学者ジョン・グリンダーと心理セラピストのリチャード・バンドラーらによって考案されました。NLP心理学は心理療法やコミュニケーション能力の開発、自己啓発プログラムとして高い効果があるとされており、現在では、世界中のビジネスシーンやトップアスリート、アーティストたちに用いられています。
人間の脳には「快・不快」の感情が誰にでも備わっています。NLP心理学はこの仕組みを応用して、目的に合わせて自分の感情や行動をコントロールすることで願望を実現するための実践的な心理テクニックなのです。
NLPを実践することで誰でも理想の自分に近づくことができます。たとえば「受験勉強が嫌い」な人がNLP心理学を扱えば、「不快」だった勉強を自分の心の「快」に沿うように変えてゆくことで、いつの間にか勉強そのものが好きになり、最終的には目的である第一志望の学校に合格するということも可能になります。
恋愛においてもこれは同様です。現在、恋人のいない方や、失恋中だったり、復縁を願ったりしている方は、NLP心理学を用いることで、知らずしらずのうちに願いを叶えることができるようになります。
また恋愛に留まらず金銭や健康、人間関係など、今、苦しい思いをしている方もNLP心理学を通じて問題から脱却することができます。
次の項目ではNLP心理学の具体的なやり方について説明します。
■理想の自分を掴み取る！NLP心理学「アクセシング・ステイト」のやり方
恋愛が苦手だったり、失恋して落ち込んでしまっていたり、理想の恋ができたりするような自分になりたい。ここでは「アクセシング・ステイト」と呼ばれるNLP心理学のやり方について説明します。
① 理想の自分をイメージする
まずは理想の自分の姿を思い描いてみましょう。すぐに想像できないのであれば、まずは漠然と思い浮かべる程度で構いません。
私であれば、今よりも礼儀正しく、笑顔に溢れ、人に親切に、老若男女誰とでも分け隔てなく親しめる自分です。そして体重や体格は均整が取れて清潔感があり、すっきりとした住まいで充実した暮らしを送っている自分です。
女性であれば理想とするモデルさんでも結構ですし、憧れの女優さんでも結構です。そんな感じでまずはふんわりと思い描いてみましょう。
次に理想となる自分の人間性はどうでしょう。思い浮かべてみましょう。環境はどうでしょうか。どんな場所に住んでいるでしょうか。普段の生活はどうでしょう。どんな人たちと親しくしているでしょうか。
理想の自分を想像すると心が少しウキウキしてくるのではないでしょうか。「アクセシング・ステイト」では、引き寄せの法則と同様にまず明確なイメージを思い浮かべることから始めます。
では次のステップに行ってみましょう。
② 理想の自分の考えを知る
これは引き寄せの法則にはない、NLP心理学ならではの実践心理学的な部分です。
目を閉じて、あなたがイメージした理想の自分になりきってみましょう。どのような場所で、どのようなものに囲まれて、どのようなものが見えるでしょうか。すてきな異性はいるでしょうか。その人どのような会話をしているでしょうか。普段はどのような仕事や勉強をしているのでしょうか。
次に理想の自分を目の前にイメージし、理想の自分と会話をしてみてください。悩みがあったら相談をしてみましょう。理想のあなたは今のあなたにどのような答えを返すのでしょうか。
きっと理想の自分は、今のあなたよりもずっとポジティブで賢く、悩むようなことがあっても前向きに解釈して、あなたのことを励ましてくれるはずです。
③ 理想の自分として「今」を振る舞う
理想のあなたと会ってみていかがでしたでしょうか。理想のあなたの考えやしぐさ、雰囲気は、今のあなたよりも輝いていて、きっとあなたを魅了するはずです。
しばらくの間、理想の自分になって夢の世界を謳歌してみたり、楽しい時間を過ごしてみましょう。そうしてしばらくしたら目を開いて「今」に戻ってきます。
戻ってきたのであれば今度は、理想の自分になりきって「今」を過ごしてゆきましょう。
NLPはこの繰り返しで自分を改善してゆきます。最初は気恥ずかしかったり、たどたどしくても問題ありません。今の自分と理想の自分を行き来すればするほど、理想に向けて今の自分が何をするべきかが見えてくるからです。
これは引き寄せの法則のキーポイントである「願いが叶ったかのように日常を送る」点ととても良く似ています。
最後はNLP心理学の仕組みについてお話ししましょう。
■【NLP心理学】「認知」を変えれば世界が変わる
NLP心理学は「認知（ものの見方）」を変える実践心理学です。世界の誰でもイヤな思いをすることはあります。これは世界のすべての人間が必ず遭うことです。
ただ、イヤな思いは「ものの見方・捉え方」を変えれば消え去ります。雨降りで憂うつな気持ちになっても、好きな音楽を聞きながら雨の街を楽しく散歩することはできます。
NLP心理学の「アクセシング・ステイト」で、あなたから悩みを相談された理想のあなたは、きっと前向きで心が癒やされる返事をしてくれるはずです。
・「アクセシング・ステイト」で認知を変えた例
私は以前、5年以上の間、周囲のわがままや利己心に振り回されたり、ときにだまされたりして深く悩んだことがありました。ある日、私は理想の私に相談しました。
すると、理想の私は眺望の良いところでお茶を淹れてくれながら、私に落ち着いた口調でこう言いました。
「他人に思いやりを持ち、彼らを大事にするのはすばらしいこと。でも１番大事な人のことを忘れているよね。それは自分自身だよ。キミは自分を犠牲にするくせがある。もっと自分を大切にしたほうがいい。思いやりを忘れないまま、自分と他人の線引きはしっかりと持ったほうがいいよ」と諭してくれました。
・NLP心理学とは、理想に向かうための解決策を見つける方法
理想の自分は、今の自分とは異なる「ものの見方」を持っています。とくに「アクセシング・ステイト」は演じるほどに現実の自分と理想の自分の違いを知ることができます。
普段の自分では気づかなかった面や想像しにくかった面がくっきりと浮き彫りになり、また客観的に自分の問題点を掴み取ることができるようになるのです。
「アクセシング・ステイト」を通じた理想の自分からのアドバイスに従ってゆけば、間違いなく、理想の自分に近づいてゆきます。
恋愛を含め、今、人間関係で悩みを抱えている方。また高い目標を持って理想の自分に成長したい方は、NLP心理学の活用を通じて願いを叶えることも可能になることでしょう。
なお、失恋の傷みがなかなか和らがなかったり、失恋うつや孤独感に苛まれて仕事や学業が手につかないほどの苦しみがあるのであれば、自己実現の前の段階として心を癒やす作業が必要です。
なお、失恋の傷みがなかなか和らがなかったり、失恋うつや孤独感に苛まれて仕事や学業が手につかなかったりするのであれば、苦しみを癒やす方法として、顔を出さずにオンラインでカウンセリングが受けられる病院と違い、事前の予約・通院不要【Unlace】
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良い方と巡り合い、みんなが幸せな恋を楽しめますように。
■今回のポイント
・NLP心理学は「認知を変える」実践心理学
・NLP心理学は科学的に理想の自分を引き寄せる手法
・NLP心理学の「アクセシング・ステイト」は、
①理想の自分の姿を思い描く
②理想の自分の思考や感情を知る
③理想の自分を描き、現在の自分との違いを学ぶ
④理想の自分からの意見を受け入れる
・日常においても理想の自分であるように振る舞う
・理想との差を知ることで、次第に理想の自分へと変わってゆく