【失恋・復縁】恋愛で行き詰まった!「宇宙の法則」に委ねるとは?

宇宙の法則

恋愛にはトラブルがつきものです。なかなか進展しなかったり、第三者の横やりが入ったり、失恋中や復縁希望だったりと必ずしも嬉しいものばかりとは限りません。

 

とくに音信不通のサイレント期間になってしまうと、相手の状況すら把握できず、とても気をもんでしまうことでしょう。

 

恋愛で身動きが取れないとき、現状をどうすれば打破できるでしょうか。今回は宇宙に身を委ねる方法について解説します。

 

 



 

■『宇宙の法則』と『引き寄せの法則』の違い

 

宇宙の法則

 

ザ・シークレット』をはじめ、引き寄せの法則について解説書の中には、願いを宇宙に託すと述べているものがたくさんあります。ここでは引き寄せの法則を「心理学の裏づけがあり、日常的に活用できる潜在意識の利用法」として、便宜上、宇宙の法則と使い分けています。

 

引き寄せの法則が潜在意識の利用法であるなら、宇宙の法則は縁の法則です。たとえばある人に恋をしたとします。たくさんの異性の中からその人を選んだというのは潜在意識が選びだした内的な要因です。

 

一方でその人と出会ったというのは縁の法則です。心の中にどんなに恋が芽生える種を持っていても、その人が実在しなければ恋に落ちることはできません。

 

どんなにすてきな楽譜(要因)があっても、それを奏でる楽器(縁)がこの世に存在しなければその音を聞くことはできないのです。

 

このように人と人との関わりはもちろん、広い宇宙に存在するあらゆるものは縁によって関わり合っています。これが宇宙の法則です。

 

では、恋に行き詰まったとき、宇宙の法則に委ねるとは具体的にどのようにすれば良いのでしょうか。

 

■【宇宙の法則】自分軸に戻り、自分軸をも忘れる

 

自分軸

 

宇宙の法則は縁の法則です。縁は今この瞬間も絶え間なく変わり続けています。空を見上げてください。雲間から太陽が覗いているはずです。今が夜であれば星や月が輝いていることでしょう。これらも時の流れに従って運行しています。

 

私たちが想像もできない宇宙のはるかかなたでも、すべてが絶えず変化し続けています。どこかで惑星が誕生したり、恒星が爆発してもいることでしょう。

 

この宇宙に同じものは一瞬とてありません。川の流れのようなものです。川の形はそのままでもそこに流れる水は常に変わり続けています。

 

恋愛で行き詰まった場合も同じです。同じ状態に見えてもわずかずつでも恋愛の状況は変化し続けています。

 

宇宙の法則に委ねるとは、この厳然と流れ続ける変化の中に身を委ねることです。自分が宇宙の一部であることを自覚し、宇宙に心を戻しましょう。その具体的なステップは以下のようになります。

 

①自分軸に戻る

 

恋愛で行き詰まるとどうしても相手のことを考えてしまいます。これは相手に振り回されている状態です。このようなときにはまず自分軸に戻ることです。「あの人のことを考えているな」と気づいたら自分の身体に心を戻しましょう。

 

意識は常に散漫に揺り動きます。相手のことを考えていたら自分に戻る。この気づきと引き戻しができるようになると気持ちは大分楽になります。

 

これは大事なステップです。なぜなら、これは恋愛モードのあなたから、いつものあなたに戻るための作業だからです。

 

・自分をいたわる

 

自分に心を戻したら、次は自分をいたわりましょう。家族ですら別の人間であるように、いくらあなたが想っていても、あなたとその人は別の人間です。しかしそう思っても心は苦しいはずです。

 

このようなとき、一つのおまじないがあります。ドイツの精神医学者で、ゲシュタルト療法の考案者であるフレデリック・S・パールズが書いた言葉です。

 

 

私は私のために生きる。あなたはあなたのために生きる。

 

私は何もあなたの期待に応えるために、この世に生きているわけじゃない。

 

そして、あなたも私の期待に応えるために、この世にいるわけじゃない。

 

私は私。あなたはあなた。

 

でも、偶然が私たちを出会わせるなら、それは素敵なことだ。

 

たとえ出会えなくても、それもまた同じように素晴らしいことだ。

 

心の家路』より

 

自分は自分として生きる。これが自分軸なのです。一方、誰よりも苦しい思いをしているのはあなたの心と身体です。だからこそ、あなたはあなた自身をいたわり、リラックスできる環境作りに専念しましょう。

 

自分を大切にすることは最優先事項です。好きなものを食べたり、好きな音楽を聞いたり、存分に自分をいたわります。わがまま勝手や周囲に迷惑をかけるのは論外ですが、ここまでよくがんばってきた自分を褒め称え、思いっきりすてきに着飾って甘やかしてあげましょう。

 

 

心に平静を取り戻したら、そこで初めて次のステップに移ります。

 

②恋する相手を紙に書き出す

 

次のステップは「紙に書く作業」です。あなたが好きな人の良くない点、目についたところ、気に入らないところ、いやなところなどを箇条書きで紙に書き出しましょう。

 

これは認知療法として明確に効果のある作業です。恋は盲目と言いますが、あなたが想いを寄せている人は、現実に存在する生身のその人自身ではありません。現在のあなたの目にはとてもすてきな方に映っていても、その人は長所もあれば短所もたくさんある、いたって普通の人間なのです。

 

精神科医のアーロン・ベックとデビッド・D・バーンズは、これを「認知のゆがみ」と名づけました。相手の欠点を紙に書き出す作業は、「認知のゆがみ」を元に戻す役割を果たします。

 

これは、あなたがいつの間にか掛けていたキラキラの恋愛メガネを外す作業です。繰り返してゆくほどにあなたが執着していた人が、次第に普通の人に戻ってくることがわかることでしょう。

 

 

③宇宙の法則に身を委ねる

 

想いを寄せるあの人から、心が自分に戻ってくる時間が増えてくると、自然体でいられるようになるはずです。

 

自分を大切にすることで、自分の価値が少しずつ戻ってきます。これは別の言い方をすれば、想いを寄せていた相手のことを放っておく時間が増えてきたということです。

 

相手も宇宙の一部であり、勝手に動いています。これは宇宙の法則にあなたが戻ってきたことの証でもあります。

 

自分の時間が増えてきたところで、次にもう一歩ステップアップしてみましょう。自分の時間の中で、あなたは何を考えているでしょうか。食べたいスイーツのことだったり、学校や職場の人間関係だったり、芸能人のことだったり、色々あるはずです。

 

この時間、あなたは宇宙から身を離し、そこに心を飛ばしてしまっています。せっかく変化を続けている宇宙の中に身を置いているのに、この時間ももったいない時間です。心を清めて宇宙に戻りましょう。

 

スピリチュアルではクリアリングの方法はいくつかありますが、ここでも気づきと引き戻しが基本です。あれこれ想いが飛んだら「今ここ」に戻る。それだけの作業を繰り返してゆきましょう。

 

慣れてきたら瞑想もおすすめします。まずは一日一分から、心を鎮め、雑念が湧いたら気づいて自分に心を戻す。宇宙に身を委ねるというのは実はこれだけのシンプルな作業なのです。

 

 

さて、ここではじめて宇宙に願いを委ねる、引き寄せの法則を行う準備ができてきます。

 



 

■宇宙の法則に委ねるときの注意点

 

ポイント

 

スピリチュアルでは「波動の法則」と呼びますが、人は自分の精神的なレベルに合った人やできごとと遭遇します。思いやり溢れている人であれば似たような人と仲良くなりますし、悲嘆に暮れていれば悲嘆するようなできごとが起きてしまいます。

 

サイレント期間中におけるステップで一番大変なのは、最初の「認知のゆがみ」を戻す作業です。睡眠をしっかり取って自分をいたわったり、相手の悪い点を見据えたり、相手のことを考えていたら自分軸に戻ったりと、なかなか気合がいる作業です。

 

宇宙の法則を扱うときの注意点として「占いをしないこと」が挙げられます。インターネット内では無料の占いが溢れんばかりに転がっていますが、失恋中に占いをすると、既に膨れ上がっていたあなたの執着心をさらにかき立て、恋心によって美化された相手のことをさらに強化してしまうためです。

 

執着心は引き寄せの法則(宇宙の法則)の大敵です。執着心で凝り固まって手放しができていないため、潜在意識に願いが落ちてゆかず、いかに宇宙が縁を整えてくれたとしても、願いは叶わなくなります。

 

むしろ暗い気持ちで相手のことばかりを考えていますから、自然と悪いできごとばかりが引き寄せられてしまいます。

 

占いをしている時間があったら、なるべく自分に目を向けてあげることです。どうすれば自分を大切にしてあげられるかを考え、自分をより良くしてあげましょう。

 

なお、宇宙に身を委ねることをとても日常的に活用するものとして、今やるべきことを箇条書きにしてタスク化するのも一つの方法です。

 

たとえば、

 

①起きたらすぐにシャワーを浴びる
②部屋の掃除をする
③明日の仕事(勉強)の準備をする


 

などです。

 

自分は宇宙の一部であり、神秘のひとかけらです。一方で毎日というのはそんなに刺激的なものでも楽しいものでもありません。大体は同じことの繰り返しです。その中でタスク化したものを処理しながら、自分にご褒美をあげたり、感謝ノートを綴ったりして、自分軸の中で常に楽しい気分であるように心がけましょう。

 

 

これら一連の作業をこなしていけば、そう遠からず、あの人への思いが弱まってくることになるでしょう。言葉を変えれば「復縁してもいい。でも、復縁しなくてもいい」程度の感覚になるはずです。

 

この頃になると、あなたの潜在意識の底では、かつてあなたが心から願った本当の思いを叶えるためにダイナミックな躍動を始めているはずです。

 

なお失恋をしたり、相手と音信不通になるサイレント期間はとてもつらいものです。この期間を短縮するのには専門家を利用することが一番です。心の傷みがなかなか和らがなかったり、うつや孤独感に苛まれて仕事や学業が手につかなかったりするのであれば、苦しみを癒やす方法として、顔を出さずにオンラインでカウンセリングが受けられる病院と違い、事前の予約・通院不要【Unlace】の利用をおすすめします。

 

良い方と巡り合い、みんなが幸せな恋を楽しめますように。

 

■今回のポイント

・引き寄せの法則は内的な「因」のもの、宇宙の法則は「縁」のもの

・失恋中だったり復縁を希望していたりするときは、自分に心を戻す

・自分をいたわり、認知のゆがみを元に戻す

・小さな雑念を瞑想などのクリアリングで消してゆく

・波動を上げて宇宙に願いを託す

・占いは執着心を呼び起こすのでやらない

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