【恋愛成就】不足感を埋めるには

落ち込む
今回は恋愛に限らず、引き寄せの法則全般にあてはまる話です。

 

新しい恋人探しの最中や復縁を考えているときには、どうしても「彼氏が欲しい」という気持ちが出てきてしまいます。

 

それ自体はとても自然な感情です。多分、世界の誰でも同じような感情を持っているのではないでしょうか。でも、それは同時に「彼氏がいない」という不足感でもあります。

 

不足感は引き寄せの法則の邪魔をします。

 

不足感を打ち消すには心を充たすことです。そこで、この記事では不足感を打ち消し、引き寄せの法則によって恋を達成する方法についてお伝えします。

 

不足感

 

不足感というのは執着心の一種です。不足感を持っていると引き寄せの法則によって不足感そのものが現実化します。

 

「彼氏」だと少々わかりにくいですが、執着心については、品物で想像してみるとすぐに理解できます。

 

たとえばあるとき「同僚のあの子、エルメスのバーキン持ってる。うらやましい。アタシは上野のアメ横で買ったヴィトンの偽物(2980円税込)だっていうのに」と、こういう気持ちになったとしましょう。

 

このような気持ちで日々を過ごしていると、相手に対してもねたましい気持ちを持ちます。そしてこの不足感を抱えたまま「バーキンのバッグが手に入る」と願ったとしましょう。

 

ボーナスシーズンに入り、バーキンが買えるお金が入ってきたとします。すると、そう言うときに限って税金の支払いが気になったり、家族が病気になったと言うことでそちらにお金を回したりして、結局、またバーキンは買えず終いになります。

 

なぜかと言うと「(私はバーキンを持ってい)ない」の方に意識の焦点が当たっているからです。結果、その感情通りの現実が引き寄せられてきてしまうのです。

 

では、この「ない」という不足感を埋めるにはどうしたら良いのでしょうか。

 

 

■「ウキウキワクワク」の波動とは?

 

楽しい波動

 

引き寄せの法則では「いつもウキウキワクワクした日常を過ごしましょう」と言われます。

 

「ウキウキワクワク」は感情です。しかし嬉しいでも、楽しいでも、何の条件もなしに感情を作るのは難しいことです。それでも感情を作りやすくするためのコツはあります。以下でそれをお伝えしましょう。

 

引き寄せの法則で良い感情を招くには、

 

1 「ある」に焦点を当てる

2 自分軸に戻る

 

この2つが大切です。

 

1の「ある」に焦点を当てる、にはステップがあります。

 

①実際にあるものに焦点を当てる

 

まずは「ないもの」ではなく、今あるもの、持っているものに意識を向けることです。

 

もちろん彼氏がいないのは彼氏がいないのですから、それは嘘ではありません。でもそのかわり、あなたには他のものが与えられているのではないでしょうか。それは家族だったり、学校や職場だったり、友人だったり、健康な身体だったり、また今手にしているスマホだったりです。

 

まずは「ある」にスポットを当てましょう。

 

 

彼氏でお話をすれば、世の中にはとても男性受けが良くてモテるけれども、一人も友人がいないという女性がときどきいます。品のない言い方ですが、ブリッ子が上手なタイプですね。

 

こう言うタイプは友人に恵まれません。ときに「私はモテるし、友人もたくさんいる」と思っている人もいるかもしれませんが、友人だと思っている取り巻きたちは内心ではすごく嫌な顔をしているというパターンは珍しくありません。

 

いずれにせよ、あなたは今、必ず何かを持っており、それが「ある」のです。なにもなければこの世に生きていません。だから自分に欠けているところにばかり目を向けて「嫌だ嫌だ」と不足感を嘆くのではなく、今あるものに目を向けるのです。

 

アメリカの心理学者、マーティン・セリグマンは「ある」と言う感情を持つことで、ネガティブな勘定が減少し、幸福度が上がることを発見しました。

 

引き寄せの法則では、自分の波動(感情・精神状態)を上げることで、シンクロニシティと呼ばれる、願望に近づく良い現象が起こることを繰り返し述べています。

 

だからまずは「ある」を3つ探してみましょう。

 

「ある」ことに気づけば、それは感謝につながり。良い波動を生み出します。これが最初のステップです。

 

 

②未来を先取りする

 

これがいわゆる「ウキウキワクワク」に近いところです。先の例でお話をすると、あなたがエルメスのバーキンをたまたま目にしたとしましょう。一目惚れです。でも、それは高価で誰かに見せびらかしたりするのではなく、本当にそれが好きでたまらなかったからです。

 

そうしたら寝ても覚めてもバーキンのことばかりが頭を駆け巡ります。バッグを持ってどこに行こうかな。どんな洋服が似合うかな。想像するのはそんなことばかり。

 

そうしてコツコツお金を貯めて、あるときボーナスが入ってきて念願のバーキンを手に入れる。最高ですよね。

 

たったこれだけで引き寄せの法則はスムーズに作用します

 

この未来の先取りが「ウキウキワクワク」の本当のところなのです。

 

昔、私が高価なバイクを買ったときにこの感覚にひたったことがあります。当時、バイクの免許も持っていなかった私が、あるバイクに一目惚れしてしまいました。

 

そこで仕事の合間を縫って教習所に通い、免許を取得し、お金を貯めてバイクを手に入れた。今となっては多忙な業務の中、そんな時間をどうやって捻出したのか想像もつきません。

 

けれど思い返してみると、バイクを手に入れるまでの間、いつもそのバイクに乗って旅をしている自分の姿や風景、風を浴びている感触などを想像していたことに気づかされます。

 

繰り返しますが、自分に不足感なく、しかも欲しいものを想像してウキウキワクワクしていれば、自然と引き寄せの法則は作用します。

 

 



 

■自分軸から離れない

 

自分軸

 

以下は引き寄せの法則を使うときの注意点です。

 

引き寄せの法則は潜在意識の法則です。原理原則を知らないと危険な面があります。

 

その中の一つに「自分が他人よりも偉く、他人を無理に従わせたい」というようなマウンティングする気持ちが挙げられます。

 

これは最初のバーキンのたとえで言いましょう。ある人がバーキンを持っている同僚に羨望と嫉妬の気持ちを持って引き寄せの法則を行ったとします。

 

すると不足感があるためにバーキンは手に入りにくくなる上、よしんばバーキンが手に入ったとしても、今度はそれをこれ見よがしに見せびらかして周囲から嫌な顔をされたり、またそれ以上のブランド物を見せつけられてマウンティング合戦になって疲れ果てたり、いずれにせよ、幸せな結果には結びつきません。

 

「念願のバーキンは手に入れたけど、こんなはずじゃなかった」では、本末転倒ですよね。

 

引き寄せの法則は原理原則に忠実に従います。よく考えてみてください。このときバーキンのバッグを願った人は、それは本当の願望だったのでしょうか。本当の願望はバーキンが欲しいのではなく、高価なブランドものを見せびらかすことで周囲にマウンティングしたかったのではないでしょうか。

 

他人との比較は自分を苦しめます。イライラすることが多い人はとくに他人からの評価に自分の意識を向けがちな面があります。

 

他人からの評価は関係ありません。「嫌われる勇気」で有名な心理学者のアドラーは、他人からの評価に自分の人生を委ねることは、他人の人生を生きることであり、結果として幸せになることは絶対にできないと断言しています。

 

他人がいようがいまいが、自分がどう幸せであるかに常に意識を向けることが大切です。なぜなら潜在意識は自他の区別がつかないからです。ましてや周囲を貶めたい欲望に駆られれば、相応の結果が帰ってきます。だから、その点には重々気をつけたいものです。

 

 

 

 

■知足に至る

 

お寺の庭に行くと、ときどき変わった形の石が置いてあることがあります。下の画像はどのように読むかおわかりでしょうか。

 

 

満たされた気持ちが引き寄せる

 

 

中心の「口」の字をそれぞれあてはめて「吾唯足知」と読みます。「わたしは足りていることを知る」と言う意味です。

 

この足る心を失って「ない、ない」と亡者のようなことを繰り返してもけっして幸せにはなれません。まず「ある」という自分軸に戻り、友人・家族・仕事・平和など、今ある幸せを噛み締めた上で、あらためて願望へと目を向けるようにしましょう。

 

自分も周囲もともに幸せであるよう、充実した毎日を送りつつ、目標に意識を向けて歩んでゆく気持ちがあれば、引き寄せの法則は自然と発動します。

 

なお、自分軸を持ったさらに魅力的な人となるために、自分で心理学を学び、日常で活用するのもおすすめです。引き寄せの法則と合わせて活用することで、自分だけの効果的な活用法を見出すこともできることでしょう。

 



 

良い方と巡り合い、みんなが幸せな恋を楽しめますように。

■今回のポイント

・彼氏が欲しいのは自然な感情だが、不足感に駆られていないかに注意。
・不足感は引き寄せの法則のじゃまをする
・「ウキウキワクワク」とは「ある」に意識を向け、未来を先取りすること
・足りる意識を持って未来を先取りすれば、引き寄せの法則は自然と作用する
・まずは足りる意識を持つようにすること

 

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