引き寄せの法則で願った後、どんなことが起こるのだろうと気になってしまいますよね。
とくに願いが恋愛であれば「すてきな人と出会えるのかな」とか「あの人と復縁できるかな」などと気になってしまうはずです。これは誰もが持つごく自然な感情です。ただ、ワクワクしているうちはまだしも、心の中に不安感があるのはいただけません。
潜在意識は正直です。心の奥底が不安に苛まれていると、その不安な気持ちに沿った現実が引き寄せられてきてしまいます。つまり残念な結果になりやすいのです。
不安を払って願いを叶えるためには執着心を手放すことが大切です。この記事では、引き寄せの法則で多くの人が陥りやすい不安をなくす方法についてお伝えします。
【脳科学】不安は本能から生じる原始的なもの
不安は動物に備わっている自己防衛の本能です。動物は命の危機を感じると不安に駆られます。もし不安がなければライオンやオオカミが目の前にいても平然としているでしょうし、ときに命知らずな行為でも平気でしてしまいます。
現代の人にとってもそれは同じ。不安は原初的な本能です。恋愛であれ仕事であれ、何か危機を感じると潜在意識は「危機が迫っているよ」と不安な感情でシグナルを発します。
この不安を解消するための方法は2つしかありません。原始時代、命の危機が迫ったとき、対処する方法は「戦う」か「逃げる」かしかありませんでした。立ち向かって相手をやっつけるのか、さもなくば相手が追いかけてこれなくなるまで走るかだけなのです。
現代においてこの対処法は別の言葉に言い換える必要があります。それは「問題に取り組む」か「問題を打ち切るか」です。「問題を打ち切る」ことはまた別の機会にお伝えすることとして、今回は不安を解消するための問題の取り組み方についてお伝えします。
【心理学】不安を消すには自己肯定感を上げる
人間誰しも不安な気持ちにはなるものです。たとえば進学受験や会社の採用面接では、誰もが不安感を持つことでしょう。
人が不安感にある原因は自己肯定感にあります。自己肯定感とは簡単にいえば「自分で自分を認める気持ち」のことです。
自己肯定感は大きくわけて3段階あり、
①目的達成への自己肯定感(受験に合格する自信がある。告白して受け入れられる自信があるなど)
②能力に関する自己肯定感(自分は勉強をしてきた。モテるように美容やダイエットをがんばってきたなど)
③コミュニティに関する自己肯定感(仲間・友人がいる。家族がいる。恋人がいるなど)
上に行くほど高度で個人的な成功につながり、下に行くほど根源的な存在意義につきあたります。
たとえば恋愛で告白したものの、失敗したという人がいたとします。これまで恋愛に関して努力をしてきた人であれば「①告白して受け入れられる自信がある」が失敗しても、「②モテるように美容やダイエットをがんばってきた」部分で立ち直ることができます。
しかし何もしてきていない人であれば、能力の部分も大きくグラつき「私はモテない」と激しく心が傷つき、③「家庭や友人たちのコミュニティ」に一時的に逃げ込むことになるかもしれません。
引き寄せの法則を使うにあたり、この自己肯定感の仕組みを知っておくことはとても大切です。なぜなら小さな頃に負った心の傷や過去の失敗経験が原因で「私はモテない」と言った呪いに縛られて、引き寄せの法則が発動しない人も少なくないためです。
これは言い換えれば「自分はモテない人である」というセルフイメージに縛られているのです。では、不安を払拭して自己肯定感を上げるには何をすれば良いのでしょうか。
■【心理学】不安を消して自己肯定感を上げる3つの方法